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プリンシプルのない日本

白洲次郎

日本人の本質をズバリと突く・・・。

プリンシプルのない日本
白洲次郎
2006年6月1日 新潮文庫

KAZU(kmgh@angel.ocn.ne.jp)

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プリンシプル=主義・原則 と訳されるそうだが、
要は、どんなことがあっても揺るがない、譲ることができない自分の筋。

「白洲次郎の流儀」でも紹介したように、
戦後処理にあたってGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言われた。
・・・彼こそが、プリンシプルのあった日本人と言えそうだ!!

まとまった著作は遺さなかった白洲次郎が、生前、散発的に発表した文章が、この一冊にまとめられている。

ちょっと、抜粋して紹介します。

占領政治とは何か・・・・・食わしてくれて有難う
我々がやった戦争中の他国の占領が、今に至るまでその国の人々のウラミの的になっているのを思うと、占領なんていうことは大体うまく行くべきすべもなく、筈もないことは判りきったことだ。米国の占領政治はここがよかったとか、あすこがなっていなかったとかいうことは議論しても尽きる筈のものではないからさておき、占領が心の底から不愉快なものであったということに異論はない。然し、我が国の占領が米国による占領であったことは、最悪中の最善であったとはっきり言える。
おのれの好まざることを人に施すなかれと先祖代々教わってきた我々も、人の好まざることを人に施した挙句、人の好まざることはやっぱりおのれも好まざるものであったと気がついた。因果応報。何をかいわん。

占領政治とは何か・・・・・骨のある奴はいない
口頭で指示されたからには何の証拠もない。あとからあれはみんな日本政府が勝手にやった馬鹿げたことだと言われてみても、何の反証もないのは困ったことだ。私もGHQの民政局の首脳者に一番嫌がられた一人だが(人に嫌がられれるなんてことは不徳の致す処で、自慢の種にはなりっこないが)口頭の指示をきらって徹頭徹尾紙に書いてくれと喰い下がったことも、逆鱗にふれた一因であったかも知れぬ。

プリンシプルのない日本・・・・・もっと安保を考えよう
私が政府であるならば、私は国民にいうだろう。安保を廃止して自分のふところ勘定で防備をすれば、いくらかかる。この費用は当然国民の税金から出てくるのだから、国民の所得税は○○パーセント増加、物品税は○○パーセントの増加、云々と。なぜもっと具体的に数字で、というより、自分で防備をやったらいくら税金がふえると国民に説明しないのか。税金が増えて我々の生活が今よりぐっと苦しくなっても、なお外国の軍隊を国内に駐留さすよりいいというのが国民の総意なら、安保など解消すべし。

吉田茂は泣いている・・・・・マスコミの猛省をうながす
重ねてしつこく言いますが、政府自民党は自分の考えている政策を法制化して実行に移す権限を国民から与えられているのです。そんならどんな無茶をしてもいいのか。実力を以ってしてもそれを阻止することが反対党の国民に対する義務だとお考えになる先生方がいるのなら、そういう先生方にあえて申上げます。国民の良識をなめてはいけませんよと。政治家が一番恐ろしいものは国民の判決です。馬鹿な政治をやった政府でこの判決の制裁を受けなかったためしはありません。このごろのマスコミの論調をそのまま輿論だと思いめされるな。国民はそんなに軽率でもないし一方的でもありません。ただもっともっと国民が主権者であって主権者のみが最後の判断を下すものだという単純な事実を認めて、それを信じて下さいとお願いするばかりです。


戦後から60年も経っているのに、
全然変わっていないのが「日本の政治」じゃないですかね・・・。

他にも読んで欲しい文章が一杯です。
是非、本を手にとって読んでみて下さい。

                                    (2008.09.18)