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今週の一冊(BackNumber)

高橋三千綱

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「序章」からです。

日本の北の果てにあるゴルフ場で、あるいは深い山に囲まれた小さなゴルフ場で、
もしくはスコットランドの春を迎えたばかりのゴルフ場で、
私はふと空を見上げ、風と戯れる梢の息を感じて、茫然と立ち尽くしてしまうことがある。

随分昔、日本にサムライがまだ生きていたころ、
ヨーロッパの北部をさ迷っていた魂が同じような光景を眺めていたのではないか、
という錯覚に陥ってしまっているのだ。

その感覚が私は嫌いではない。

むしろ、そんなふわふわとした、少年の感傷に似た思いと偶然出会えることを期待して、
ゴルフ場を歩いていることが多い。

その昔、ヨーロッパのどこかで生きていた魂と、今の私がどこかでつながっている。

数百年の昔に眺めていた光景と風の香りに、今自分が取り囲まれているのだと思うと、
神妙な思いとともに、陶然とした心持ちになって知らずに涙ぐんだりしている。

そのセンチメンタルな瞬間はあっというまに遠ざかってしまい、
私はキャディバッグから1本のゴルフクラブを抜いて、
フェアウェイにひっそりと止まっているボールと向き合うことになる。

アドレスを取り、ピンを睨む。

162ヤード。
風は向かい風だが、普通に打てば5番アイアンで十分に届く。
さあ、肩の力を抜き、左腕でクラブを上げ、
状態を捻り、身体の軸を感じたら、一気に振り抜くのだ。

そんな呟きが胸の中で湧き起こり、そしてそれらの一切を抹殺してクラブを振る。
思いがけなく白球はまっすぐに舞い上がり、そっとグリーンに舞い降りる。

私は、ゴルファーとは、夢見る旅人だと思っている。

・・・

KAZU(kmgh@angel.ocn.ne.jp)
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高橋みちつな(三千綱)の、
まあ、エッセイ集って感じですが、
どちらかというと(私見ですが・・・)、
エッセイより、
ストーリー物(フィクションでも、ノンフィクションでも)
のほうが好きですね。

ってことは、
これはイマイチって言いたいってことかな・・・。

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(2011年04月現在)

我が人生にゴルフあり
高橋三千綱
2008年3月17日 パーゴルフ新書